野口体操 感覚こそ力

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393312681
  • NDC分類 498.3
  • Cコード C0010

出版社内容情報

野口三千三氏が創始した「野口体操」は身体の力を抜き,重さに任せることで得られる柔らかな動きを基本とする革命的なもの。「身体感覚」を取り戻す最高のテクニックを公開。

内容説明

敗戦の年、呆然と立ちつくした焼け跡で、大地と自分とが地球生命であることの実感を得た野口三千三(一九一四~一九九八)によって創始された「野口体操」は、質的価値観に根ざしたからだ内部への細やかな探究を志向する。からだの力を抜き、重さに任せることによって得られる、ゆらゆらとゆれる気持ちのよい動きを基本とするこの体操は、量的価値観による筋力増強を主目的とする従来の体操観を根底から覆す。その身体的思考に基づく独創的な自然・人間観、運動・感覚・言葉論は、幅広い層からの共感を得ている。

目次

体操とは祈り―装身具
自分のからだに貞く
感覚こそ力―モビールとバランプレー
神事としての独楽遊び―独楽
イメージにゆだねる
自然直伝―自然・人間・道具
伝わりのいいからだ―鞭のリズム
柔らかさとは変化の可能性の豊かさ
実感ということ
快感こそ力〔ほか〕

著者等紹介

羽鳥操[ハトリミサオ]
1949年、東京生まれ。「野口三千三授業記録の会」代表。野口体操の会主宰。国立音楽大学器楽科ピアノ科卒業。音大卒業後、ピアニストとして演奏活動を行っていたが、1975年、東京芸術大学名誉教授で野口体操創始者である野口三千三氏に出会い、野口体操・野口自然哲学に傾倒。その年から野口氏に師事。以来、氏のもとで研鑽を積みながら、1978年から1998年3月に野口氏が現役のまま亡くなるまでの20年間助手をつとめる。その間、1988年には「野口三千三授業記録の会」を発足させ、氏の授業記録(主にビデオ記録を中心)の企画・構成・制作を行ってきた。野口氏亡き後、記録制作、および講演・ワークショップ・執筆活動を引き続き行っている
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感想・レビュー

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yumi

1
左右対称の動き、筋肉肥大を育む体育とは真逆の考え。既存の形を真似せず、自分の感覚を元に育む野口体操。何事も一期一会なので、その感覚を貞(き)くことから始まる。自分の感覚と向き合い、大和言葉(事の端・事の葉)から甲骨文字まで遡って考え、水の20年(日本)や砂の2億年の循環を考え、恐竜時代の一部が自分の身体になっているだろうこと、自然は曲線や真っ直ぐも作ること等、とかくこの世はワクワクと感動にあふれていると感じた。「力とは、自分自身の丸ごと全体が、本来の自然そのものになりきることである。」人間は自然の一部だ。2015/04/19

エーコ

0
羽島氏の親戚に薦められて読んだ。体操の本ではなく、尊敬する野口先生の授業紹介なのでしょう。2010/01/24

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