内容説明
分散処理システムを構築する際にもちあがる基礎的な問題を、身近な例や実行例を用いて、順序立ててわかりやすく解説。
目次
第1章 はじめに
第2章 時刻と時計
第3章 分散スナップショット
第4章 リーダ選挙問題
第5章 分散相互排除問題
第6章 放送型通信
第7章 合意問題
第8章 自己安定アルゴリズム
著者等紹介
真鍋義文[マナベヨシフミ]
1983年大阪大学基礎工学部情報工学科卒業。1985年大阪大学基礎工学研究科博士前期課程修了。1985年日本電信電話株式会社入社。2013年工学院大学情報学部コンピュータ科学科教授。博士(工学)。研究分野は分散アルゴリズム、暗号理論、ゲーム理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふら〜
1
分散システムとはなんなのか(共通の目的のため、相互に接続した複数の計算機からなるシステム)と、それにまつわる基本的なアルゴリズムを解説。わかりやすい表現でイメージも持ちやすい。2023/02/22
Matsui Kazuhiro
1
集中型だと当たり前のことが,分散型になるといきなり複雑になることを改めて実感.後半になるとだんだんアルゴリズムが難しく(ややこしく)なる印象.章の始めの例が良い. #652014/01/13
yshigeru
0
分散アルゴリズムの入門書。あまり馴染みのない分野だっただけに、後半はアルゴリズムの証明についていくのがかなり苦しかった。明らかに自分の数学力の衰えを感じる。学生時代ならこのくらいの証明なら食らいついていったものだが…2020/01/28