出版社内容情報
フォトニック結晶は，異なる屈折率をもつ物質を周期的に配列した構造体である．この分野では現在，猛烈な勢いで研究が進んでいるが，基礎となる入門書が存在しなかった．待望の本書は，この構造体を研究するために欠かせない堅実な知識を丁寧に詳解する．
序論／光伝搬の基本的な性質／フォトニック結晶の固有モード／局在モード／フォトニック結晶導波路／非線形フォトニック結晶／量子光学／付録
内容説明
光通信や光情報処理などの分野で半導体などの様々な応用が期待され、猛烈な勢いで進歩し注目を集めるフォトニック結晶を研究するために欠かすことのできない基礎知識を、大学２～３年の理系学生から理解できるよう光の基礎から量子光学までを懇切丁寧に説き明かす。
目次
第１章 序論
第２章 光伝搬の基本的な性質
第３章 フォトニック結晶の固有モード
第４章 局在モード
第５章 フォトニック結晶導波路
第６章 非線形フォトニック結晶
第７章 量子光学
第８章 付録
著者等紹介
迫田和彰［サコダカズアキ］
１９５７年京都に生まれる。１９８０年東京大学工学部物理工学科卒業。１９８２年東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻修士課程修了。東レ株式会社勤務。１９９３年北海道大学電子科学研究所講師。１９９４年北海道大学電子科学研究所助教授。２００２年独立行政法人物質・材料研究機構ナノマテリアル研究所主席研究員。現在にいたる。工学博士
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感想・レビュー
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ぺちらむ
1
かなり分化された専門書。入門と題する割にはなかなか難しい。同じような内容のもので，あと2，3種類あり僅かに値段が高く付くものの初めはそちらを手に取ったほうが良いかもしれない。どれも書店になく取り寄せになってしまい比較検討しにくいだろうが，これだけ専門的だと周りの評価があると思われるのでそれらや，己の感性を信じて選んでもらいたい。なお，本書は数式等でHPに公開されている訂正以上に誤りが見られるので数式を根気よく追う必要があるのには注意してもらいたい。2013/07/17
サンセット
0
学部生でも読めるように書いたらしいけど、自分は無理だった。電磁気学、量子力学、固体物理学あたりに触れてようやく少し読めた。2015/01/12
