出版社内容情報
エアロゾルの特性,挙動,測定方法について,基本となる物理的・化学的原理から測定に用いる機器までを詳解.
数学的・物理的な解析はもちろんのこと,章末の演習問題により,エアロゾルの性質を定量的に表すことの重要性も理解できる.
ハーバード大学での講義ノートがベースになっており,「技術」「科学」の両面をバランスよく丁寧に解説.
環境科学関係の研究者・技術者だけでなく,これからこの分野に従事する初学者にも最適な一冊.
内容説明
エアロゾルの特性、挙動、測定方法について、基本となる物理的・化学的原理から測定に用いる機器までを詳解。
目次
序論
気体の性質
粒子の等速運動
粒径分布の統計
粒子の加速運動と曲線運動
粒子の付着
ブラウン運動と拡散
熱泳動力と輻射力
濾過
サンプリングと濃度の測定
呼吸器系への沈着
凝集
凝縮と蒸発
大気中のエアロゾル
電気的性質
光学的特性
エアロゾルの全体運動
粉塵爆発
バイオエアロゾル
粒径の顕微鏡測定法
試験用エアロゾルの発生
著者等紹介
ハインズ,ウィリアム C.[ハインズ,ウィリアム C.] [Hinds,William C.]
UCLAフィールディング公衆衛生大学院環境保健科学部門名誉教授、Sc.D.専門分野は、呼吸保護を含むエアロゾルおよび空中汚染物質の産業衛生管理に関する基礎研究、応用研究。米国エアロゾル研究協会(AAAR)の会員として多くのワーキンググループ、委員会で活動し、アメリカ産業衛生協会フェロー(1994年)、アメリカ産業衛生協会ドナルド・E・カミングス記念賞(2009年)、AAARデビッド・シンクレア賞(2009年)など数々の賞を受賞。2021年5月14日にカリフォルニア州ベイエリアの自宅にて83歳で逝去
チュウ,イーファン[チュウ,イーファン] [Zhu,Yifang]
UCLAフィールディング公衆衛生大学院環境保健科学部門教授、Ph.D.専門分野は、エアロゾル科学・技術を中心とした大気汚染、気候変動、環境評価。現在、大気汚染物質の排出、輸送、変換の測定・評価とモデル化、および関連する健康影響の評価と緩和に重点を置いた研究に従事。米国健康影響研究所より新人研究者賞(2007年)、国立科学財団より教職員早期キャリア開発賞(2009年)、米国大気環境学会よりハーゲン‐シュミット賞(2011年)などを受賞
諏訪好英[スワヨシヒデ]
1983年東京理科大学理工学部機械工学科卒業。2014年芝浦工業大学工学部機械工学科教授
鍵直樹[カギナオキ]
1999年東京工業大学大学院情報理工学研究科情報理工学専攻博士後期課程修了。博士(工学)。2021年東京工業大学環境・社会工学院教授
並木則和[ナミキノリカズ]
1994年東京工業大学総合理工学研究科社会開発工学専攻修士課程修了。2015年工学院大学先進工学部環境化学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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