出版社内容情報
第2版発行依頼約10年が経過し,その間のJISなど諸規準の改訂にともなう修正をした.単位もSI単位に直した.
総論(構造材料の力学的性質,各種の試験方法,など)/コンクリートに関する試験(セメント試験,骨材試験,など)/鋼材に関する試験(鋼材の引張および曲げ試験,H形鋼による部材実験,など)
内容説明
本書は、大学・高専の建築学または土木工学専攻の学生を対象とした構造材料実験用教科書として編さんしたものである。ただ単に材料試験法だけにとどまらず、一部構造実験法をも含めて、将来優れた技術者となるために学んでおくべき基礎的重要項目を選択し、それらをできるだけ平易に解説した。また、各章ごとに多くの参考資料と演習問題を掲げて、本文の理解を容易にするための一助とするとともに、コンクリート技士試験用の参考書としても活用できるように配慮した。
目次
1 総論(構造材料の力学的性質;各種の試験方法;ひずみおよび応力の測定方法;実験値の整理方法)
2 コンクリートに関する試験(セメント試験;骨材試験;コンクリートの調合計画;フレッシュコンクリートの試験;硬化コンクリートの強度試験;硬化コンクリートの非破壊試験;鉄筋コンクリート梁の曲げおよび曲げ・せん断実験;鉄筋コンクリート柱の中心圧縮および偏心圧縮実験)
3 鋼材に関する試験(鋼材の引張および曲げ試験;H形鋼による部材実験;鋼構造の実験)
著者等紹介
谷川恭雄[タニガワヤスオ]
1964年大阪大学工学部構築工学科卒業。1966年大阪大学大学院修士課程修了。1974年工学博士。1974年セメント協会論文賞受賞。1975年名古屋大学助教授。1981年三重大学教授。1983年日本建築学会論文賞受賞。1987年ニューサウスウェールズ大学客員教授。1988年セメント協会論文賞受賞。1990年名古屋大学教授。1990年日本材料学会論文賞受賞。1990年日本コンクリート工学協会論文賞受賞。1993年Concrete Award受賞。2001年Concrete Award受賞。2002年国土技術開発賞受賞
太田福男[オオタフクオ]
1966年名城大学理工学部建設工学科卒業。1974年セメント協会論文賞受賞。1976年名古屋大学大学院博士課程満了。1978年大同工業大学講師。1988年大同工業大学助教授。1990年工学博士。1993年大同工業大学教授
尾形素臣[オガタモトオミ]
1966年早稲田大学理工学部建築学科卒業。1975年早稲田大学大学院博士課程満了。1975年工学博士。1987年愛知工業大学教授
小野博宣[オノヒロノブ]
1964年名古屋工業大学工業教員養成所建築学科卒業。1976年日本材料学会論文賞受賞。1979年中部大学助教授。1989年日本コンクリート工学協会論文賞受賞。1990年工学博士。1990年セメント協会論文賞受賞。1995年中部大学教授
金子林爾[カネコリンジ]
1961年名城大学理工学部建設工学科卒業。1967年名城大学講師。1983年名城大学助教授。1993年博士(工学)。1996年名城大学教授
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