出版社内容情報
バイオインフォマティクスの広がりとともに注目を集める「ゲノム多様性解析」を、集団遺伝学・ゲノム情報などの予備知識を含めて丁寧に解説。
解析の「対象」「目的」「手法」を順序立てて説明することで、独習に役立つよう工夫されています。
基礎理論だけでなく実際に解析できるゲノム配列データも用意され、多型の検出・表現型解析・集団構造の可視化・正の自然選択の検出などのさまざまな解析手法を、ソフトウェアと書籍内のコードを用いて1ステップずつ実践できます。
また巻末の付録では、解析に用いるUNIXコマンドや環境構築についてもフォローされています。
これからゲノム多様性解析の世界に入門する研究者におすすめの1冊です。
内容説明
一歩進んだ解析の世界へ。バイオインフォマティクス・進化遺伝学の知識をフォローしつつ、ますます広がりを見せる「ゲノム多様性解析」を基礎から丁寧に解説。サンプルゲノムデータとソフトウェアによる、様々な解析の実践法についても網羅。
目次
はじめに
シークエンスデータとクオリティチェック
多型の検出
ハプロタイプ解析
表現型の解析
集団の多様性解析
集団構造の可視化
集団サイズの推定
集団の分岐・混合
正の自然選択の検出
ターゲットシークエンシング
分岐年代の推定
付録A 解析環境の構築
付録B 各種ソフトウェアのインストール
付録C UN*Xコマンド
著者等紹介
五條堀淳[ゴジョウボリジュン]
2001年東京大学理学部生物学科卒業。2023年総合研究大学院大学統合進化科学研究センター講師。博士(理学)
東野俊英[ヒガシノトシヒデ]
2008年防衛医科大学校医学教育部医学科卒業。2025年慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了。博士(医学)、修士(経営学)
長田直樹[オサダナオキ]
1997年東京大学理学部生物学科卒業。2019年北海道大学大学院情報科学研究院准教授。博士(理学)
藤本明洋[フジモトアキヒロ]
2003年九州大学理学部生物学科卒業。2025年慶応義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了。博士(保健学)、修士(経営学)
河合洋介[カワイヨウスケ]
2001年東京理科大学理工学部応用生物科学科卒業。2024年国立遺伝学研究所DDBJセンター特命教授(兼任)。博士(理学)
木村亮介[キムラリョウスケ]
1998年早稲田大学教育学部理学科生物学専修卒業。2022年琉球大学大学院医学研究科教授。博士(理学)
松波雅俊[マツナミマサトシ]
2007年北海道大学理学部生物学科卒業。2019年琉球大学大学院医学研究科助教。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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