出版社内容情報
密度汎関数法・分子軌道法、そのさらに先へ--
「Beyond DFT」「Beyond MO」を体感できる入門書.
現実物質を対象とした「第一原理量子モンテカルロ法」は,密度汎関数法(DFT)や分子軌道法(MO)で得られた結果を活用しつつ,より信頼性の高い電子状態計算を実現する手法として,近年ますます注目を集めています.
本書では材料科学分野の研究者・大学院生を主な対象とし,この手法の基礎をわかりやすく解説.
DFT・MOユーザは,手順にしたがって無料パッケージCASINOを動かすことで,本手法の計算精度の高さを実感できます.
本書の内容をさらに発展的に掘り下げる資料を,「補遺」としてこの画面の[ダウンロード]タブに掲載しています.
また,ソフトウェアやOSのアップデートに対応するためのサポートページは[関連サイト]のリンクからご利用ください.
【目次】
第1章 はじめに
第2章 まず計算を回してみる
第3章 拡散モンテカルロ法(DMC)
第4章 多体波動関数の変分最適化
第5章 密度汎関数法パッケージを用いた試行関数生成
第6章 実務手順に沿った実習
第7章 DMCの理論
第8章 背景理論に関するさらなる話題
第9章 実務に関する話題
付録A ターミナル環境設定(Mac版)
付録B ターミナル環境設定(Windows版)
付録C ランダムウォークと拡散方程式の導出
付録D 数学的事項に関する補足
付録E 電子論に関する補足
付録F 密度汎関数理論に関する事項
補遺I 多体電子相関理論の要諦
補遺II 多体摂動論に用いられるツールに関する事項
補遺III 多体摂動法の要諦
【目次】
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- 和書
- 路傍の石 <VHS>