出版社内容情報
「量子エンタングルメント」の基礎概念から,それに関連した数理物理的手法について説明.超弦理論,数理物理,物性理論などの分野において共通して注目されている「量子エンタングルメント」の基礎概念から,それに関連した数理物理的手法について説明した一冊.
物性・統計における代数的な手法,および場の理論・素粒子論における幾何学的な手法の両方を俯瞰することで,背後に隠れている普遍性の理解を目指す.
第1章 物理学諸分野と情報理論の接点:歴史的経緯
第2章 物理的情報とその要素分解:高次元からの俯瞰的視点
第3章 量子もつれ(エンタングルメント)
第4章 行列積状態
第5章 テンソル・ネットワークの数理
第6章 可積分系における余剰自由度の役割
第7章 情報・エントロピーと重力の関わり
第8章 共形場理論とエントロピー公式
第9章 テンソル自由度から時空へ:くりこみ群の現代的な視点
第10章 量子情報幾何との融合に向けて
松枝 宏明[マツエダヒロアキ]
仙台高専 教授 博(工)
目次
第1章 物理学諸分野と情報理論の接点:歴史的経緯
第2章 物理的情報とその要素分解:高次元からの俯瞰的視点
第3章 量子もつれ(エンタングルメント)
第4章 行列積状態
第5章 テンソル・ネットワークの数理
第6章 可積分系における余剰自由度の役割
第7章 情報・エントロピーと重力の関わり
第8章 共形場理論とエントロピー公式
第9章 テンソル自由度から時空へ:くりこみ群の現代的な視点
第10章 量子情報幾何との融合に向けて
著者等紹介
松枝宏明[マツエダヒロアキ]
2003年東北大学大学院工学研究科応用物理学専攻博士課程修了。博士(工学)。東北大学金属材料研究所(産学官連携研究員、金研機関研究員)。2005年東北大学大学院理学研究科物理学専攻助手。2007年仙台電波工業高等専門学校助教。2009年仙台高等専門学校(旧仙台電波高専より改組)准教授。2015年同教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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