出版社内容情報
1999年ノーベル物理学賞受賞者であり,現代ヨーロッパ物理学会を代表する原著者による現代物理学のガイドブック.一般読者を対象とし,難解な数式を一切使わずに素粒子論の基本概念をわかりやすく解説している.とくに原著者が中心的な役割を果たしたヤン・ミルズ理論(ゲージ理論の基礎)に関する記述は原著者の感動が生き生きと伝わってくる好著である.また,ノーベル賞受賞理由の「電弱相互作用の量子構造の解明」に関する貴重な資料ともなっている.
■目次 微小の世界への旅立ち --- 紙を切る/分子と原子の世界へ/不思議な量子の謎/光速度/1970年以前の素粒子群/誕生と消滅/奇妙なケイオン粒子/観測されないクォーク/場の理論かブーツストラップ(革ひも)か?/ヤンとミルズの大発見/超伝導状態の真空---ヒッグス=キブル機構/種々のモデル/強い力の色づけ/磁気単極子/ジプシー/標準モデルの成功/異常項/完璧さの虚構/ニュートリノの質量/大砂漠/テクニカラー/大統一理論/超重力/11次元時空/超ひも(スーパーストリング)を付ける/ブラックホールのなかへ/まだ存在しない理論/最小物質の法則による支配
内容説明
現代ヨーロッパ物理学界において、ホーキングと並び称せられるトフーフトによる現代物理学のガイドブック。あくまで一般読者を主な対象とし、難解な数式を一切使わずに素粒子論の基本概念を現実のエピソードなどもまじえながら興味深く解説したまたとない入門書。
目次
微小の世界への旅立ち―紙を切る
分子と原子の世界へ
不思議な量子の謎
光速度
1970年以前の素粒子群
誕生と消滅
奇妙なケイオン粒子
観測されないクォーク
場の理論かブーツストラップ(革ひも)か?
ヤンとミルズの大発見〔ほか〕
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- 和書
- 続・法の支配と行政法