内容説明
文化もまた進化する。この見方をアナロジー以上のものにする、文化進化研究の数学的基盤とは。分野初の本格的入門書。
目次
第1章 文化進化とは何か(はじめに;文化とは何か ほか)
第2章 文化小進化の数理(本書の方針;文化小進化とは何か ほか)
第3章 文化小進化の発展的なモデリング(変動環境下における個体学習と社会学習の共進化;非適応的文化進化:文化と遺伝子の利害が対立するとき ほか)
第4章 文化小進化のデータ解析(心理実験からの学習戦略の推定;ヒト以外の動物における文化進化 ほか)
第5章 文化大進化の数理(文化大進化とは何か;分岐・絶滅・文化伝播 ほか)
著者等紹介
田村光平[タムラコウヘイ]
東北大学学際科学フロンティア研究所助教。2013年、東京大学博士課程修了。博士(理学)。東京大学特任研究員、ブリストル大学特任研究員などを経て2016年より現職。専門は人類学、文化進化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かっさん
1
文化進化の数理 #読了 数式バリバリでてきて、内容は難しいけど、文化進化を研究している方々がフィールドワーク以外にどんなことを考えて理論作りをしているのか、が透けて見えて勉強になった。逆に数学がどう応用されているのかの視点も人によっては楽しめるかも。 https://t.co/dPiT4x2TCr2022/03/23
yyhhyy
1
文化進化研究周りで数理モデリングを使うアプローチ紹介集。具体例やイメージできる例示が少なく普通の人が読んでワクワクするものというよりは一般教養学生向け入門案内書という感じだ2020/07/23
mikuty
0
興味深いテーマだが数式が続くとしんどかった。 2023/02/25