内容説明
コーシーは、歴史上屈指の大数学者である。コーシーは、フランス大革命の年1789年に生まれながら、革命にくみせず、政治的には王朝派で、厳格なカトリック教徒でありつづけたために、波乱の生涯をおくった。この時代にコーシーを位置づけることが、本書のねらいのひとつだ。また、コーシーは、19世紀の最も多産な数学者のひとりであり、いまも世界の理工系の学生のあいだでよく知られている。本書には、コーシーの研究の中から、基本的なもの選んで、各章末に「テーマ」としてわかりやすく解説されている。
目次
第1章 天命
第2章 任官
第3章 社会的地位の確立
第4章 亡命
第5章 孤立
第6章 成就
著者等紹介
辻雄一[ツジユウイチ]
1938年中国に生まれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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