出版社内容情報
全国各地で取り組まれている「地域の歴史や伝統文化」を活かした地域づくりに学術的な研究分野から寄与することを意図した、法政大学地域研究センター所属プロジェクトの成果である。
目次
「歴史的環境の形成と地域づくり」研究プロジェクトの取り組みと研究成果
第1部 歴史的環境の形成と展開(「将軍上覧」と『集古十種』―武蔵御岳神宝の存在感;府中「馬場大門のケヤキ並木」の形成と保存;名勝小金井(サクラ)の景観の変遷と地域づくり
高尾山信仰の展開と多摩地域―近世から近代への展望 ほか)
第2部 歴史的環境の保護と地域づくり(歴史的環境保護の動向とその実態について;武蔵国分寺跡の史跡整備―国分寺市立歴史公園武蔵国分尼寺跡の完成まで;武蔵野(野川流域)の水車経営農家の保存と活用
トトロの森・狭山丘陵におけるエコミュージアム―東村山市・下宅部遺跡はっけんのもりを育てる会の取り組みを例に ほか)
著者等紹介
馬場憲一[ババケンイチ]
1947年、東京都八王子市に生まれる。1977年、法政大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。2000年まで24年間、東京都教育庁に学芸員として在職し、文化財の調査・研究等に従事。この間、法政大学・東京都立大学などの講師を兼任。法政大学(大学院人間社会研究科/現代福祉学部)教授。博士(文学)。研究の関心領域は、地域の歴史と文化遺産を活かすための文化環境政策(文化環境創造論)
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