出版社内容情報
地蔵信仰のメッカ伯耆大山と山陰の霊山、五流・後山と山陽道の修験道、石鎚・剣山を頂く四国霊山、補陀落渡海・漁民信仰の霊地隠岐・厳島・足摺など島・岬の修験道、四ブロックを包括しつつ西国の霊山信仰の拡がりを総体的に浮彫にする。
内容説明
本書では中国・四国地方を、伯耆大山を中心とする山陰、五流修験と山陽地域、石鎚を中心とする四国北部、阿波・土佐など南四国、金毘羅・弥山など海に関係した地域の五篇に分けて、それぞれの趣旨にたった山岳信仰の諸論稿を収録した。
目次
総説 大山・石鎚と西国修験道
第1篇 伯耆大山と山陰の霊山
第2篇 五流修験と山陽の霊山
第3篇 石鎚山と四国の山岳信仰
第4篇 剣山と南四国の山岳信仰
第5篇 金毘羅信仰と海の修験道
著者等紹介
宮家準[ミヤケヒトシ]
1933年東京都に生まる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。ハーバード大学世界宗教研究センターより招聘、現在慶応義塾大学文学部教授。日本宗教学会評議員・文学博士。『修験道儀礼の研究』(春秋社)、『山伏』(評論社)、『日本宗教の構造』(慶応通信)、『修験道』(教育者)ほか著書・論文多数
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