出版社内容情報
下北の恐山から南は磐城の阿武隈山系まで、東北各県にまたがる霊山の独自な展開と拡がりを、密教伝播と修験道の形成を軸に、はやま信仰など民間信仰との複雑なからみ合いを裾野にみながら、三十数篇の斬新な力作で解明する。
内容説明
本巻のテーマである『東北霊山と修験道』を解明する手がかりとしては、東北地方において霊山と称されてきた山々について、できるだけ精密に調査を進め、それらの霊山の特色などを明確にする必要があると思われる。本巻では、下北の恐山から南は磐城の阿武隈山系まで、その全域にわたる霊山について、長い年月をかけて真摯な努力を続けてきた研究者二十余名が執筆した、修験道と山岳信仰に関する論稿をまとめている。
目次
総説 東北霊山と修験道
第1篇 下北・津軽の山岳信仰
第2篇 陸中の修験道と山岳信仰
第3篇 陸前の修験道と山岳信仰
第4篇 羽後の修験道と山岳信仰
第5篇 羽前の修験道と山岳信仰
第6篇 磐城・会津の修験道と山岳信仰
著者等紹介
月光善弘[ガッコウヨシヒロ]
1920年山形県寒河江市に生まる。東北大学実践哲学科博士課程卒。東北大学東北文化研究室員などを経て、現在山形女子短期大学教授。「密教系寺院と村落生活」(和歌森太郎編『陸前北部の民俗』)「一山寺院の研究」(『宗教研究』219号)ほか論文多数
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