山岳宗教史研究叢書<br> 出羽三山と東北修験の研究 (OD版)

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山岳宗教史研究叢書
出羽三山と東北修験の研究 (OD版)

  • 戸川 安章【編】
  • 価格 ¥7,150(本体¥6,500)
  • 名著出版(2000/11発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 444p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784626015891
  • Cコード C3339

出版社内容情報

羽黒山を頂点に出羽三山に展開した修験道の世界は辺境の地・道奥にも知られ、地方修験のメッカとして深層部から辺境の歴史を形成してきた。それは東北各地の山岳信仰に浸透しつつ、民間信仰として常民の中に生きる。雄編多数のほか未刊史料目録を収録。

内容説明

きめこまかに東北地方の山々を見て行くなら、1000メートルに満たぬ低い山にも、かつては信仰登山が行なわれ、修験者に率いられた道者や行人が入峰した歴史を持つことが発見されることであろう。東北地方には、なぜ、このように山岳信仰が盛んであったのか。そして、それらの山々は、ところによっては本山派の修験者が多く、土地によっては羽黒派が勢力を握っており、ある山では本山、当山、羽黒の三派が入会で修行をしている。しかも、それらの山での修行形態は本山派とも異なり、当山派ともちがい、羽黒派でもなく、この山独自のシステムを構成している、ということである。さらに言うならば、この山、あの山、それぞれに独自の修行形態があり伝統があって、なにゆえ、この山を羽黒派の修験者が掌握しているのか、どうしてあの山に本山派の修験者が入り込むようになったのか。

目次

総説 東北地方における山岳信仰の歴史的概観
第1篇 原始信仰の起源と山岳仏教の発展
第2篇 出羽三山と羽黒修験の展開
第3篇 東北地方における修験道の浸透
第4篇 山岳宗教と東北地方の民間信仰
史料篇(羽黒山睡中問答并縁起;羽黒山入峯功徳抄;拾塊集;出羽三山修験道史料目録;出羽三山史年表)

著者等紹介

戸川安章[トガワアンショウ]
1906年東京に生まる。天台宗大学・専修大学経済学部卒。羽黒山修験本宗総務・鶴岡女子専門学校校長などを経て、現在山形県文化財専門委員・日本民俗学評議員。『出羽三山修験道の研究』(佼成出版社)『修験道と民俗』(岩崎美術社)『黒川能の歴史と風土』(中央書院)ほか著書多数。現在『出羽三山修験道史料』を校訂中
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