内容説明
本書は宗教社会学・宗教人類学をベースにした研究である。研究対象として大嘗祭の中心的祭儀である「鎮魂祭」を取り上げている。
目次
第1章 「まつり」という概念に関する考察
第2章 「魂」という概念に関する考察
第3章 「鎮め」という概念に関する考察
第4章 古代の鎮魂祭
第5章 鎮魂祭をめぐる時間の構造
第6章 鎮魂と招魂及び遊部の鎮魂
第7章 中世前期の鎮魂祭
第8章 平安時代の鎮魂祭儀の概要(一)―祭日・祭場・延引・停祭
第9章 平安時代の鎮魂祭儀の概要(二)―宇気槽撞き・御衣振動・木綿結びの儀
第10章 「鎮御魂斎戸祭」について
第11章 「鎮魂祭神」と「鎮魂歌」について
結語