内容説明
幕府の昌平黌を初めとし、北は津軽の稽古館から南は薩摩の造士館まで、江戸の三百諸侯が領内に設けた藩校。その主要なものを網羅し、校名の由来、歴史と沿革、教育の内容、また出身の名士など、すべてがわかる待望の書。
目次
弘前藩・稽古館
盛岡藩・作人館
仙台藩・養賢堂
岩出山藩・有備館
米沢藩・興譲館
庄内藩・致道館
新庄藩・明倫堂
天童藩・養正館
会津藩・日新館
守山藩・養老館〔ほか〕
著者等紹介
村山吉廣[ムラヤマヨシヒロ]
昭和4(1929)年、埼玉県春日部市生まれ。早稲田大学文学部卒業。同大学文学部教授。現在、名誉教授。日本詩経学会会長、日本中国学会顧問、公益財団法人斯文会参与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hr
2
図書館本。有造館の箇所を読むが、誤認記述あり。現在の有造館跡には学校など建ってはいない。適当な調査で誤認を広めないで欲しい。2025/02/05
私的読書メモ3328
1
藩校の歴史的意義などを論じる本かと思いましたが、藩校の概要の羅列でした。図鑑、といえば聞こえはいいですが、あまりに表面的に過ぎて、藩ごとの校名と輩出した人物の簡易索引ぐらいしか有用性はないと思います。2025/04/13
hr
1
図書館本に文句言うのも気分悪いので買った。データ本として置いておく。2025/03/15
hr
1
図書館本。他の藩校箇所も読んでみたが、有造館以外も適当過ぎた。特に各藩校の「伝統と現況」項目の気儘な記述が害悪でしかない。藩校と、藩校があった付近にある現在の学校とを無理矢理に結びつけるような記述で、根拠のないことばかりだ。参考文献の少なさからも、各藩校とその後の流れを調べようとする姿勢すらないことに、読む前に気付くべきだった。明治書院のような言語教育系の出版社には、そもそも社内にチェック機能が無いのだから、歴史物を出すべきではなかったのだ。2025/02/11
-
- 和書
- 思い出で包む善白鉄道