内容説明
320年前の3月、芭蕉は陸奥に旅立った。つい芭蕉の紀行文として読んでしまう「奥の細道」だが、これは芭蕉畢生の名作―創作物なのだ。事実と違うところには、芭蕉の作意が見え隠れする。
目次
第1章 漂泊の思ひやまず―旅の前に
第2章 鳥啼魚の目は泪―深川から那須まで
第3章 松島やああ松島や―黒羽から松島まで
第4章 閑さや岩にしみいる―松島から象潟へ
第5章 荒海や佐渡に横たふ―越後から金沢へ
第6章 蛤のふたみにわかれ―金沢から大垣へ
著者等紹介
北嶋廣敏[キタジマヒロトシ]
1948年、福岡県生まれ。早稲田大学文学部を卒業。文筆家。短歌の評論でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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