感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鴨の入れ首
1
2021年刊。図書館本です。陶淵明の詩134首を原文・訓読・現代語訳・語注などを載せた中国古典文学解説書です。帰去来辞などが有名な陶淵明ですが、単なる隠者ではなく意外と骨太な作風を味わえました。巻末の年表や詩題索引も便利です。大変興味深く読みました。2025/06/19
すいれん
1
図書館が休館になる前に借りれたのでじっくり読めた。帰去来の辞とか若い頃暗唱したのは覚えているのに、馴染みが薄い詩や散文はなかなか頭に入ってこなくて老いをひしひしと感じる。訳注が充実。出仕してもすぐ辞職して酔っ払って出世しなかったから生き延びたのかな?と思いつつ読了。陸機とは真逆のスタンスかも。お酒は悲しくもなり楽しくもなる。2021/05/29