出版社内容情報
漢から六朝に至る約800年間の名詩の数々を概観し、詩の最盛期・唐代に向かう多様な詩の発展過程をたどる。さらに約180首を前漢・後漢・魏・晋・南北朝に分けて年代順に配列、最新の研究成果を踏まえた流麗な現代語訳で味わう。
内容説明
漢魏六朝800年の名詩の数々を味わう。
目次
前漢(垓下歌(項羽)
大風歌(高祖)
秋風辞(武帝) ほか)
後漢(詠史詩(班固)
五噫歌(梁鴻)
四愁詩 其一(張衡) ほか)
魏(短歌行(武帝)
苦寒行(武帝)
雑詩(孔融) ほか)
著者等紹介
石川忠久[イシカワタダヒサ]
昭和7(1932)年、東京都生まれ。東京大学文学部中国文学科卒。同大学院修了。文学博士。桜美林大学名誉教授、二松学舎大学名誉教授・顧問、日本中国学会顧問、全国漢文教育学会会長、斯文会理事長、六朝学術学会顧問、全日本漢詩連盟会長。NHKの漢詩シリーズでも知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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garyou
0
最近読んだ漢詩の本が蘇軾だつたので、なんだかいろいろすごく新鮮だつた。たまにはかういふ、ある時代から千年近く前の時代の詩なんかを読んでみるのつていいかも。それにしてもやつぱり曹操は詩人なのであつた。2013/03/28
hirayama46
0
上巻では漢・三国時代の詩を収録。原文・書き下し文・現代語訳・解説があるので初心者のぼくでも楽しく読めました。三国志好きなので、建安の七子や曹操・曹植の詩が見どころでしたが、それ以外の詩もなかなか面白いものが多くて満足でした。「焦仲卿の妻」なんかは昼メロみたいでした。長かったから多少疲れましたが……。あとは、いちいち詠嘆が入る五噫歌もインパクトがありました。2009/12/26
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