出版社内容情報
前漢の劉向が、戦国時代末に生きた屈原と、屈原への共鳴者たち(宋玉など)の作品を集めたものが『楚辞』である。『詩経』と対照され、南方長江流域の韻文を代表し、個性的な詩情に富んだものとされている。
内容説明
楚辞とは楚の地方の歌にのせた詞のことであり、前漢の劉向が、戦国時代末に生きた屈原と、屈原への共鳴者たち(宋玉など)の作品を集めたものが『楚辞』である。北方黄河流域の作を集めた『詩経』と対称され、南方長江流域の韻文を代表し、個性的な詩情に富んだものとされている。
目次
屈原(離騒;九歌;天問;九章;遠遊;卜居;漁父)
宋玉(九弁;招魂)