内容説明
中国において詩は重要な位置を占めている。特に孔子は詩の重要性を説き、自ら『詩経』を編んだ。詩は人の真情を吐露するものと考えたからである。以来、詩は中国で大切にされてきたが、唐の時代に至って最盛期を迎える。この時代に形式や技法が完成し、李白・杜甫の二大詩人も生まれる。我が国では、多くの漢詩の中でもとりわけ、この『唐詩選』が愛されてきた。
目次
述懐（魏徴）
薊丘覧古（陳子昂）
子夜呉歌（李白）
送別（王維）
西山（常建）
与高適薛拠同登慈恩寺浮図（岑参）
幽居（韋応物）
題南澗中（柳宗元）
早発交崖山還太室作（崔曙）
滕王閣（王勃）〔ほか〕
感想・レビュー
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虹の蛇
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「新釈漢文大系」をコンパクトに編集したものの一冊。総読み仮名の付いた書き下し文と解釈、その背景が簡潔にのっている。絶句はほとんどが1詩・1ページとなっていて見やすい。目次には題名、作者、ページ数が載っている。ただ、目次にだけでもよいので、五言律詩や七言絶句などの区切りを入れてくれればよりいいと思う。2012/01/31
