出版社内容情報
対・社会主義/対・国家/対・前近代社会――
対比するものや時代によって「資本主義」の意味は変わる。
市場経済・企業組織の変容、中国の台頭。
いま「資本主義」は、どんな現実をうつすのか?
「市場」と「所有」のバランスにその本質を見出し、
歴史と概念から付き合い方を考える、AI時代の「資本主義の哲学」。
*
もちろん私たちは「資本主義」という言葉、概念にだけ関心があるわけではなく、そのような言葉で指示されている現実そのものに対してこそ深刻な関心があります。しかしながら我々は「資本主義」という言葉、概念なしにはその言葉が指し示す現実について考えることはおそらく不可能なのです。――「はじめに」より
【目次】
はじめに
1 資本主義・対・社会主義
2 資本主義とは何か
3 仕組み
4 核心
5 AI時代の資本主義
おわりに
補論 資本主義と国家
内容説明
改めて、資本主義とは何だろうか?それは社会主義とどう違うのか。国家といかなる関係にあるのか。そして、近代以前の社会に資本主義はあるのか。対比するものや時代によってその姿を変える資本主義を理解するためには「哲学」が不可欠である。グローバリズムと不安定な国際市場の中で資本主義と付き合うために―21世紀の「資本論」、堂々完成!
目次
1 資本主義・対・社会主義
2 資本主義とは何か
3 仕組み
4 核心
5 AI時代の資本主義
補論 資本主義と国家
著者等紹介
稲葉振一郎[イナバシンイチロウ]
1963年、東京都生まれ。一橋大学社会学部卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。岡山大学経済学部助教授などを経て、明治学院大学社会学部教授。専門は社会哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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