出版社内容情報
中国古典の原文の読みどころに書き下し文と解説・背景説明を加えた、読みやすく、コンパクトな新書シリーズ。既刊10点に新刊5点を加え、中国古典の中でもポピュラーな15点を装いも新たにリニューアル同時発売。
内容説明
中国紀元前の偉大な学者・思想家・教育者孔子の言説、門弟たちの言葉をまとめた『論語』は、日本の思想に多大な影響を及ぼした。簡潔な言いまわしの中に含まれる深い意味を、歴史的状況も踏まえて、分かりやすく解説した。東洋哲学入門としても絶好の書。
目次
学而第一
為政第二
八〓第三
里仁第四
公冶長第五
雍也第六
述而第七
泰伯第八
子罕第九
郷党第十〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coolflat
14
3頁。『論語』は儒家の主要な教科書の四書の一つで、孔子とその弟子たちの言行録である。孔子自身の言行を記したものが最も多いが、孔子と弟子たちとの対話や、弟子の言葉も多く採られている。『論語』が我が国に伝えられたのは、応神天皇16年(285年)、百済の王仁によってであるとされ、鎌倉時代に新注が伝えられ、徳川幕府によって昌平黌や各藩校で大いに読まれた。伊藤仁斎の『論語古義』と、荻生徂徠の『論語徴』はすぐれた注釈書である。2024/06/08
長竹伸介
0
論語の中で一番読みやすい2017/07/18
caramelscratch
0
子曰わく、三人行けば、必ず我が師有り。其の善なる者を択びて之れに従い、其の不善なる者にして、之れを改む、と。(p98)2013/07/10
やっほっほ
0
理解?2013/06/11
田中
0
礼を大切にして人に接する。驕ることがなく、学ぶことを辞めない。仁を高めていく。 中華最強の自己啓発本って感じだった。先に荘子を読んだのもあり、深く心に突き刺さってくる言葉はそこまでなかった。が、同じような考えばかりをつらつらと聞き、その通りだと満足してどんどん自閉(?)していくのも良くないので、読んでよかったと思う。 もちろん、いくつか心に響く言葉もあった。主に学ぶことについてだった。 正直礼が大切と言われてもピンと来ないが、人前で話すときは、こっちの価値観を元に誠実さをつくると良さそうと思った。2023/04/01