内容説明
「主体的・対話的で深い学び」を実現するための、鑑賞のヒント・探究のポイント・資料を紹介。『枕草子』を通して古典の学びとは何かを考える。2022年度~実施開始(高等学校)新学習指導要領に全面対応!
目次
わたしに見える四季の風景―春はあけぼの・初段
がっかりするもの、あれこれ―すさまじきもの・二十三段
木に咲く花といえば!―木の花は・三十五段
聞いてられない…―かたはらいたきもの・九十二段
隆家様の骨自慢―中納言まゐりたまひて・九十八段
公任様から「春と言えば?」だって…―二月つごもりごろに・百二段
誰が見たって、きまり悪いでしょ?―はしたなきもの・百二十三段
秋、雨上がりの朝―九月ばかり・百二十五段
まぁるくって、ちっちゃくて!―うつくしきもの・百四十五段
中宮様の指先にうっとり―宮にはじめてまゐりたるころ・百七十七段
台風の余韻―野分のまたの日こそ・百八十九段
ホトトギスの声、聞こえてる?―五月ばかりなどに山里にありく・二百七段
中宮様のお気遣い―御前にて人々とも、また物仰せらるるついでなどにも・二百五十九段
あの雪の日の「たいへんよくできました」―雪のいと高う降りたるを・二百八十段
お見せするようなものではないのですが…―この草紙、目に見え心に思ふ事を・跋文