内容説明
武蔵野台地の東端に位置する「本郷」を理解していただくために、神話時代は日本武尊のエピソードが伝わる「妻戀神社」、古代末期は「斎藤実盛の伝承」、中世から江戸時代にかけては「湯島天満宮の由緒」という順序で記述した。そして旧岩崎庭園では、洋館建築の結構、和風建築の粋を楽しみながら、現代の建築機構を考えていただくヒントを記載した。東京大学構内を散策すると、空爆されなかった重みが実感できる。教育や文化の発展、その基盤となる平和について考える等、体験を多様に楽しむように願っている。
目次
妻戀神社
斎藤実盛の首洗い井戸
天台宗心城院
湯島天満宮
国重要文化財「旧岩崎邸庭園」
三菱史料館
無縁坂
東京大学
宇野浩二終焉の地
東京都史跡「徳田秋聲旧宅」〔ほか〕