出版社内容情報
漢詩の種類や組み立て、リズムや韻の分類など、大枠を説明した上で作詩の方法を説明。ことばの集め方や工夫のしどころ、諸注意を丁寧に解説。名作が何故優れているかなど、名品鑑賞を通じても、作詩の勘所を解説する。初心者にもわかりやすく韻・修辞の原則を示す。後半の季節に分けた詩語編は、作詩必携。
目次
漢詩というもの(漢詩の流れ;漢詩の種類;漢詩の組み立て ほか)
作詩の方法(ことば集め;作詩のくふう;名品鑑賞 ほか)
詩語編(元旦;立春;春日;田園 ほか)
著者等紹介
新田大作[ニッタダイサク]
大正13年、東京都に生まれる。昭和23年、東京大学文学部中国哲学科卒業。元、実践女子大学教授
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感想・レビュー
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ケンサン
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友人が漢詩を学んでいますとの話があり、早速関心が湧き読みましたが、漢字の難しいことは相変わらず。が、唐詩と言われる漢詩に厳格なルールがあるなんて初耳。七言絶句で、漢詩のリズムを生む平仄図式は4通り。各行二字目と四字目は平仄が逆、二字目と六字目は同じ平仄の「二四不同、二六対」。二字目の各行の横にも一定のルールが…また、下三連といって「同字相反す」の禁じ手も…起承結の句では同じ分類の韻を七字目に…転句のみ韻は不要。これらを「詩語集」をもとに組み立てる「ことば集め」のススメ。方程式のようで私にもできるかな?2023/09/14