出版社内容情報
世家30巻は、史記の中で本紀と列伝の間にある中篇で諸侯の家を核として国の歴史を記したもの
世家30巻は、史記の中で本紀と列伝の間にある中篇で諸侯の家を核として国の歴史を記したもの。世家第1から第16までは先秦、第20から第30までは漢代の世家群であり、両者の間に第17孔子世家・第18陳渉世家・第19外戚世家の3篇があり、古来論議の的となっている。本書により、世家の本格的な完訳が成り、史記編纂の経緯が明らかにされようとしている。
目次
第17 孔子世家
第18 陳涉世家
第19 外戚世家
第20 楚元王世家
第21 荊燕世家
第22 齊悼惠王世家
第23 蕭相國世家
第24 曹相國世家
第25 留侯世家
第26 陳丞相世家
第27 絳侯周勃世家
第28 梁孝王世家
第29 五宗世家
第30 三王世家
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうきなかもと
9
今月も史記を無事読破できました。 史記30世家中、孔子世家第17と留侯世家第25は破格の面白さだった。 留侯とは太公望の兵法書で有名な張良が主人公。 「籌筴(ちうさく)を帷帳(ゐちやう)の中(うち)に運(めぐ)らし、勝(かち)を千里(せんり)の外(ほか)に決(けつ)するは、子房(しばう)の功(こう)なり。」 なんて、めちゃくちゃしびれるよ! 2018/02/28
garyou
0
孔子世家にはじまり三王世家まで。孔子についてはいろいろ研究も進んでゐるせゐか、あれこれ注がたくさんついてゐる。個人的には蕭何から周勃までがおもしろかつた。これも注にあるけど、この並びつて別に世家ぢやなくてもいいよね。列伝でもいい感じ。そこがいいのかもしれない。蕭何と曹参との関係とか、張良と陳平との違ひとか、興味深い。2014/02/02
多読多量連投が日課だった
0
周勃が餓死してた件2018/04/22