出版社内容情報
後漢時代の合理主義的思想家として知られる王充の著
後漢時代の合理主義的思想家として知られる王充の著。王充の著書で現存するのは本書のみ。全30巻85篇より成る。書題通り、先秦以来のさまざまな論を衡り、公平な分析を解説を加えたものである。批判の対象は、主として災異・鬼神・讖緯・陰陽5行などの非合理的思想や俗信仰であるが、孔子・孟子・墨子・韓非子らの所説に対しても、実証的、あるいは唯物論的観点から、手厳しい反論を加えている。当時における一種の文明批評書であり、現代につながる主張、創見も多い。
目次
■第十巻
非韓第二十九
刺孟第三十
■第十一巻
談天第三十一
説日第三十二
答佞第三十三
■第十二巻
程材第三十四
量知第三十五
謝短第三十六
■第十三巻
効力第三十七
別通第三十八
超奇第三十九
■第十四巻
状留第四十
寒温第四十一
譴告第四十二
■第十五巻
変動第四十三
招致第四十四(闕)
明雩第四十五
順鼓第四十六
■第十六巻
乱龍第四十七
遭虎第四十八
商虫第四十九
講瑞第五十
■第十七巻
指瑞第五十一
是応第五十二
治期第五十三
■第十八巻
自然第五十四
感類第五十五
斉世第五十六
■第十九巻
宣漢第五十七
恢国第五十八
験符第五十九