出版社内容情報
文章軌範は元代明代に至り、評注が行われたり、王陽明が序を寄せるなど、大いに重んじられた。そこで書肆が陽明の高弟雛東郭の名のもとに続文章軌範全7巻を編んだといわれている。唐宋代の名文を中心とした正篇に対し、周秦代から明初までを収め、多彩な作家と文体を彩ったことで、姉妹篇として愛読された。
目次
例言 一
序説 一
■續文章軌範序 王體仁 一五
■卷之一 昭字集
放膽文
進學解 韓文公(愈) 二二
伯夷傳 司馬遷 三七
屈原傳 司馬遷 五四
卜居 屈平(原) 九三
漁父辭 屈平 一〇一
春夜宴桃李園序 李太白(白) 一〇四
解嘲 揚雄 一〇八
答賓戲并序 班孟堅(固) 一四一
北山移文 孔德璋(稚珪) 一七三
刑賞忠厚之至論 蘇東坡(軾) 一九二
■卷之二 代字集
放膽文
象祠記 王陽明(守仁) 二〇四
潛夫貴忠篇 王符 二一三
對楚王問 宋玉 二二四
項羽本紀贊 司馬遷 二三〇
異姓諸侯王表 班孟堅(固) 二三六
賣柑者言 劉覆瓿(基) 二四二
難蜀父老 司馬相如 二四八
貨殖傳一章 司馬遷 二六八
■卷之三 文字集
放膽文
酒味色論 魯共公(奮) 二八二
説難 韓非 二八七
諫伐匈奴書 主父偃 三〇九
弔古戰場文 李華 三二一
游俠傳序 司馬遷 三三六
説商君 趙良 三四九
諫獵上書 司馬相如 三六二
諫逐客書 李斯 三六八
諫呉王書 枚乘 三八〇
論神怪 谷永 三九二
作者小傳 四〇三
内容説明
本篇は文章軌範の続篇として、上は秦漢から下は明代まで名篇を選んだものである。編者は王陽明の門人鄒守益、人となり純粋、気節の士で、平生謝畳山の人となりを慕い、文章軌範の初学に益あるを思い、畳山の選にもれた名文を編纂したものという。正篇と同じく、本来挙業生の作文上の参考を目的としたものであるが、文は道を載するものという伝統的観点から、精神の修養、処世の秘訣、道徳節義の涵養・鼓吹に役立つものを多く選んだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鴨の入れ首
多読多量連投が日課だった