出版社内容情報
易は周代特有の予言法を伝える文献としてのみならず、五経の首として扱われた。その解釈ともいうべき十翼は哲学的・倫理的に重要な意味をもつ。論語にも「50にして以て易を学ばば、以て大過なかるべし」とある。宇宙の原理・万象の変化・処世の妙機を陰陽二元の消長により説く易は、中国古代の叡智が総集された人間学の根本経典であり、日本の精神文化にも多大な影響を与えた。本書は「周易下経」を収録した。
目次
周易下經
解説
(31)咸 (澤山咸)
(32)恆 (雷風恆)
(33)遯 (天山遯)
(34)大壯 (雷天大壯)
(35)晉 (火地晉)
(36)明夷 (地火明夷)
(37)家人 (風火家人)
(38)睽 (火澤睽)
(39)蹇 (水山蹇)
(40)解 (雷水解)
(41)損 (山澤損)
(42)益 (風雷益)
(43)夬 (澤天夬)
(44)姤 (天風姤)
(45)萃 (澤地萃)
(46)升 (地風升)
(47)困 (澤水困)
(48)井 (水風井)
(49)革 (澤火革)
(50)鼎 (火風鼎)
(51)震 (震爲雷)
(52)艮 (艮爲山)
(53)漸 (風山漸)
(54)歸妹 (雷澤歸妹)
(55)豐 (雷火豐)
(56)旅 (火山旅)
(57)巽 (巽爲風)
(58)兌 (兌爲澤)
(59)渙 (風水渙)
(60)節 (水澤節)
(61)中孚 (風澤中孚)
(62)小過 (雷山小過)
(63)既濟 (水火既濟)
(64)未濟 (火水未濟)