目次
銀座の花道
江戸から東京へ―森鴎外
江戸っ子の銀座―夏目漱石
泰明の友垣―北村透谷・島崎藤村
遊子彷徨―永井荷風
老舗礼賛―谷崎潤一郎
馬車のひびき―芥川龍之介
小商人の街―川端康成
詩歌は流れる
哀傷の街―太宰治
戦中・戦後世代の銀座―三島由紀夫
数寄屋橋を偲ぶ―井上靖・三浦哲郎
灯の下で―遠藤周作・立原正秋
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
方々亭
1
漱石鴎外の明治期から遠藤周作の戦後まで。作家の描いた銀座を丹念に拾い上げて解説している。著者の二名共が銀座生まれなので、変わってしまった町名や嘗てあったお店の場所など、土地っ子でなければ分からない指摘は貴重なものだと思う。2022/04/28
夢仙人
0
面白い。明治大正の銀座。2018/01/06
Hisashi Tokunaga
0
共著の田中さんは大田区在住。生まれ育った地は誰よりも自分のモノなのだ。だから、もっと銀座のここを抉り描いてほしいわけだ。居並ぶ文豪の銀座描写に不満と満足を表出させるにはそれなりのわけありという訳。2014/08/11
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