内容説明
〓信暮年の熟成の根元に“恥の意識”を見、それを解くために、本人の家系・家風、生い立ち、交遊など、広く目配りしたところに新味がある。研究の対象は修辞や声律、詩のモチーフへと拡がり、唐詩も視野に入りつつある。
目次
本論(〓信の家系について;〓信の恥意識の諸相とその背景;修辞に見る〓信の宮廷詩人としての姿勢;〓信の作品の唐詩への影響)
外編(唐代の豊作を言祝ぐ詩―「喜雨」詩から「喜雪」詩へ;柳のイメージの変遷―陶淵明の「五柳先生伝」の号に見る含意;杏花のイメージの変遷;楼上の思婦―閨怨詩のモチーフの展開;西施のイメージの変遷―美女から隠逸世界の彩りまで;班〓〓怨のモチーフの展開―王昌齢の「長信秋詞」其二を中心に)
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