出版社内容情報
漢語の位置、実態およびその性格を明らかにするとともに、日本語漢語の成立とその経緯について、歴史的に辿りながら考察する
本書は、語彙史研究の観点から現代日本語における漢語の位置、実態およびその性格を明らかにするとともに、日本語漢語の成立とその経緯について、歴史的に辿りながら考察したものである。なお本書は、幕末・明治初期に焦点をあてて現代語との関連をまとめた『現代に生きる幕末・明治初期漢語辞典』(明治書院)を包括しており、その続編とも言えるものになっている。
序章 序論
?T 伝統漢語の受容と共有
第一章 漢語・仏典に典拠があり、わが国近世中期ころまでに用例のある漢語
第二章 漢語・仏典に典拠があり、わが国近世後期以降に用例のある漢語
第三章 中国近世以降の文献に典拠をもつ語彙の受容とその影響
?U 漢語の創生-日本製漢語-
第四章 上代以降近世末までに用例があり現代に続く漢語
第五章 幕末・明治初期に用例のある漢語
第六章 明治中期以降大正中期に用例のある語
第七章 大正末ころから昭和二十年ころまでの漢語
第八章 昭和二十年以降昭和六十年前後までの漢語
第九章 昭和六十年前後からの漢語
第十章 結語
あとがき
索引(事項索引・語彙索引)
目次
1 伝来漢語の受容と共有(漢籍・仏典に典拠があり、わが国近世中期ころまでに用例のある漢語;漢籍・仏典に典拠があり、わが国近世後期以降に用例のある漢語;中国近世以降の文献に典拠をもつ語彙の受容とその影響)
2 漢語の創生―日本製漢語(上代以降近世末までに用例があり現代に続く漢語;幕末・明治初期に用例のある漢語;明治中期以降大正中期に用例のある語;大正末ころから昭和二十年ころまでの漢語;昭和二十年以降昭和六十年前後までの漢語;昭和六十年前後からの漢語;結語)
著者等紹介
佐藤亨[サトウトオル]
東北大学大学院(研究生)修了、文学博士。専攻:日本語学(日本語語彙史)職歴:新潟大学法文学部助教授、教授。同人文学部教授を経て創価大学文学部教授、特任教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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