内容説明
「葛の花 踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり」―民俗学の立場から古代文学研究に新生面を拓いた国文学者折口信夫、歌人釈迢空の旅と市井生活を歌う『海やまのあひだ』。「ふぢはらの おほききさきを うつしみに あひみるごとく あかきくちびる」―学は英文学、東洋美術に相渉り、書家秋艸道人としても知られる会津八一の古代に憧憬し、山中に高吟する『鹿鳴集』。近代短歌史上、独自の光彩を放つ、実作者にして学究でもあった二歌人の歌集。
目次
海やまのあひだ
鹿鳴集
「葛の花 踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり」―民俗学の立場から古代文学研究に新生面を拓いた国文学者折口信夫、歌人釈迢空の旅と市井生活を歌う『海やまのあひだ』。「ふぢはらの おほききさきを うつしみに あひみるごとく あかきくちびる」―学は英文学、東洋美術に相渉り、書家秋艸道人としても知られる会津八一の古代に憧憬し、山中に高吟する『鹿鳴集』。近代短歌史上、独自の光彩を放つ、実作者にして学究でもあった二歌人の歌集。
海やまのあひだ
鹿鳴集