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出版社内容情報
ジャック・デリダ[ジャック デリダ]
著・文・その他
湯浅 博雄[ユアサ ヒロオ]
監修/翻訳
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
渡邊利道
1
『信仰と知』と『終わりなき対話』の訳本が出たので再読。ブランショ『私の死の瞬間」と、それについての講演を合わせた本で、ブランショのレシはこれ以上ないくらい率直な印象を与えるナチスに銃殺されかかった経験を虚構化したもの。デリダの議論はまず文学(世界文学)のヨーロッパ・ラテン性についてゲーテとクルティウスを引きながら述べ、その上で「パッション」の概念からブランショのテクストの分析を、死をめぐる「経験されない経験」に宿る「文学」の経験についてくりひろげていく。2016/12/11
若い脳
1
ブランショ、証言、en instance2015/10/07
kyohei
0
デリダの後書きのねちっこい性格を受け止める事もそうであるが、本当に体力が必要な本だと思いました。再読したくない…
兵頭 浩佑
0
20世紀の全ての時間を使ってしかできなかった、何かを証し立てることと虚構との関係の分析がここにある。 「もしかしたら」、ものを書くとはどういうことかという我々固有の真理についても、この二人の間の、まさにこのバトンの受け渡しの時点で、一つの周回が終わってしまっていたのかもしれない。2023/01/08