目次
越前石徹白民俗誌
白峰村記
飛騨雑記
葡萄山北民俗採訪記
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きいち
12
昭和12年、職場の小学校に行商にきたヤツメウナギ売り(!)のホラ話に騙されて、「だまされついで」に入った山村は、気概のある人々が白山の神を奉じ、争いの歴史を乗り越えた、開かれた村だった!◇この石徹白訪問をはじめ、飛騨、そして、越後最北の山北郷と、海辺の人、西の人だった宮本が出逢った東の山の世界。これまでの宮本の採訪録にはなかった本家ー分家関係、盲目のイノリミコ、村の獅子舞の誕生譚。本当に菅江真澄に見えてくる。◇いや、まだ。宮本には、離島と山村振興に取り組み、新しい民俗学を拓く戦後が、この先にあるのだから。2013/11/07
tkm66
0
第一部・表題の『越前石徹白民俗誌』が他より面白い。後半は拾い読み。2019/11/02