感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きいち
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共に、高度成長前の日本の姿。確かに貧しいけど、「搾取され虐げられた民衆」という都会からの捉えられ方に対し、宮本が、違う、自分が会ってきた人々はもっと主体的で明るい!そんなプロテストの書である。でもだからといって、宮本は「昔の村々は良かった」とは言わない。問題は、小農経営や流通、難船のリスクといった制度や技術のほうだと訴えていく。「日本の~」では近代日本の学校教育が見てこなかった村の子供たちの主体性を、「海を~」では少しでも暮らしをよくしようとした人々の近世以来の仕事を通じて。だから筆は両方、とても温かい。2014/04/13
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- 和書
- いってらっしゃーい