感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nekonekoaki
3
往時の村里では、封建的なしきたりによってがんじがらめであり、そこに貧しさが輪をかけて絶望的な暮らしであったような錯覚を持ってしまいがちです。しかしながら、そういった中でも人々は日々の暮らしに憩いを求め子の成長を願い、そして何よりも勤勉であることを厭わなかったことがよく分かります。中でも「子守り」の意義を興味深く読みました。「萩の花」はなんとも切ないけれど、それでもその折の様子を詳細に記憶して文章として残されていることについ涙腺が緩みます。1999年3月10日第7刷発行(1967年11月30日第一刷発行)。2022/11/20
tkm66
0
この前に岩波文庫版で読んでいたんじゃ無いかなあ?2000/03/30