出版社内容情報
最終巻の本書では、生と死を問い合う重い課題を抱きつつ深い人間愛に貫かれた晩年の評論・エッセイ50数篇を収める。87年の生を閉じた著者の最後の言葉が本書の表題となった。
目次
“自然と人生”
わが師のことば
或るごあいさつ―佐保会総会において
めぐりあい
だいこんの花の生涯
稀有の理論家―山川菊栄さん
寂寥のころを偲ぶ
人生に卒業はない
家庭教育をめぐって
一人一人の価値観をたしかめる
子どものために学校と家庭と地域とで
カラマツと青春
老いの現役から
充電しているところです
PTA研究に託した思い
民主主義を育てる
真実と愛と相互信頼こそ―戦後40年目に思う
花岡医師会2年目、対話路線の正念場
女性の声も大切に―知事選に注文
女性は見るべきものは見ています
太陽と月
山の幸、信濃の味
農業は生きもの相手
一人の百歩よりも百人の一歩を
相続と老後問題
自立へ、農村婦人の新しい芽―地下水のようなノート
言葉は、いのちを刻む生の軌跡〔ほか〕