出版社内容情報
本巻は内容のうえで第Ⅸ巻の延長上にある。「マルクスにおける『国富論』前史」を巻頭に、フリードリッヒ・リスト、ジェイムズ・ステュアートについての諸論考や書評等を収録。
目次
マルクスにおける『国富論』前史
アダム・スミスの会監修「初期イギリス経済学古典選集」の解題
「ポリティカル・エコノミー」の射程
ヘンダースンのリスト伝に寄せて
『スイスのリスト』
フリードリッヒ・リスト『世界は動く』
日本におけるフリードリッヒ・リスト研究
J・ステュアートのポリティカル・エコノミー
経済学と後進国―サー・ジェイムズ・ステュアートのばあい
古典経済学における原始蓄積の問題―パールマンによる学史の書き変え
原始蓄積のなかの保護主義
20世紀のステュアート
小編(内田義彦『作品としての社会科学』を読む;マルクスと重商主義文献;大河内一男先生とわが国の経済学史研究)
小林昇経済学史著作総目録追補