内容説明
豊かで美しい本州最北の地・津軽に生まれ、母に「大将軍になりなされ」と吹き込まれて育った餓鬼大将・弥四郎(後の津軽為信こと右京亮)。津軽を足がかりにしてのし上がり、天下に覇を唱えんと、仲間と共にあらゆる手管を用い彼は版図を広げていく。しかしその頃中央では、豊臣秀吉が圧倒的な力で各地の大名をねじ伏せ始めていた……。一代で津軽を作り上げた猛将の破天荒な一生を活写した興奮の歴史小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とん大西
117
~ん、津軽(^o^;)。仙台から北に行ったことのない私には、ちょいと地理感覚が…。なるほど、津軽為信。こんな梟雄がいたんですね。北の果て・津軽の覇権をめぐり南部家や安東家とがっぷり四つの20数年。その最中に中央で勃興した秀吉になす術なく膝を屈する地方大名の悲哀。しかしながら、その後の身の振り方をみてみると、激しい栄枯盛衰が繰り広げられる時代にあって、上手な世渡りができたのではないだろうか。意図してなくても、たまたまだったとしても。本作はダイジェスト版のような趣。今度はもっと深掘りした為信を読んでみたい。2023/07/23
雅
50
津軽藩祖である津軽為信の伝記小説。生き残るために奔走する姿はたくましい。最後まで飽きずに読了2023/08/17
ポチ
50
弱小大名から津軽藩の藩祖となり江戸時代を生き抜いた津軽藩を作った津軽為信。面白おかしく描いているが、梟雄•津軽為信を読んでみたい2023/08/03
優希
42
青森の複雑な歴史を知ることができました。戦国時代から江戸初期までの津軽武将・為信の生き様は苦労もあったことでしょう。面白かったです。 2023/12/17
kawa
31
戦国時代の末期、都から遠く離れた青森・津軽地方の統一に向けて戦いを続ける武将で弘前(津軽)藩藩祖の津軽為信が主人公。為信の女好き、永年尽くした側近を役に立たなくなると容赦なく滅ぼす悪漢ぶりが、脚色せずに描いているところが却って好印象。あの時代ってこれくらいクールでないと、生き残れなかったのだろうなと想像。南部や秋田との駆け引き。中央政治に巻き込まれ右往左往する地方大名の悲哀と覚悟も興味深く読める。先日、旅したばかりの津軽の地、そこで目にした風景が読みの興趣を増す。そう言う意味でも今読めての正解の1冊。2026/07/09
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