内容説明
19世紀パリっ子で賑わう一角に出現した恐怖劇のメッカ、グラン=ギニョル座は、世紀末の頽廃や大衆文化の源流と20世紀初頭の前衛劇の清新な形式が先取られていた。
目次
1 グラン=ギニョル―恐怖の劇場
2 演劇的恐怖の起源と発達
3 恐怖演劇の自然主義―進歩と現実性の文脈において
4 恐怖と異国趣味
5 技巧と素朴のはざま
6 赤い文字―グラン=ギニョルの文学史
7 アンドレ・ド・ロルド―図書館司書にして恐怖王
8 ある演劇の狂気と死
9 グラン=ギニョルとその後…
10 アンドレ・ド・ロルドとの空想の対話
著者等紹介
梁木靖弘[ハリキヤスヒロ]
1952年1月福岡県生まれ。1974年早稲田大学文学部演劇科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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