出版社内容情報
仲里 効[ナカザト イサオ]
著・文・その他
内容説明
沖縄の言説シーンの深層をこれほど強力にえぐり出し解明したウチナーンチュ自身による批評はこれまで存在しなかった。「復帰」40年を迎えてついに出現した本格的ポストコロニアル沖縄文学批評集。
目次
1 詩のゾーン(サッタルバスイ―山之口貘のアポリア;悲しき亜言語帯―川満信一の島と神話 ほか)
2 小説のゾーン(いとしのトットロー―目取真俊とマイナー文学;占領と性と言語のポリフォニー―東峰夫「オキナワの少年」 ほか)
3 劇とコラムのゾーン(入れ子ダイグロシアとまなざしの壁―知念正真『人類館』;されどオキナワン・トゥンタチヰー―儀間進と見果てぬ夢)
4 植民地のメランコリー―沖縄戦後世代の原風景(桃太郎と鬼子;翻訳的身体と境界の憂鬱)
著者等紹介
仲里効[ナカザトイサオ]
1947年、沖縄南大東島生まれ。法政大学卒。1995年に雑誌「EDGE」(APO)創刊に加わり、編集長を経て批評家。2003年山形国際ドキュメンタリー映画祭沖縄特集「琉球電影列伝」コーディネーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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