出版社内容情報
折原 浩[オリハラ ヒロシ]
著・文・その他
内容説明
マックス・ヴェーバーの遺稿で代表作の『経済と社会』(旧稿)について、ドイツにおける『全集』版の編纂者モムゼンとシュルフターに、精緻なテクスト読解にもとづく鋭い異論を提起、併せて「旧稿」全篇の骨子を示す折原ヴェーバー研究の真髄。
目次
先行編纂の根本問題―基礎範疇にかかわる術語変更の無視
論争の争点―「旧稿」の基礎範疇
基礎範疇は、いつ、どこで、定立されたか―「作品史」論争
モムゼン批判(1)―「範疇論文」をどう読んだか
モムゼン批判(2)―“ゲゼルシャフト行為”の第一、第二用例、併せて1「概念」篇(トルソの頭)の内容構成
モムゼン批判(3)―“ゲゼルシャフト行為”の第三、第四用例、併せて2「社会」篇の内容構成
モムゼン批判(4)―「トルソの頭」の解体
モムゼン批判(5)―「一九一四年構成表」の否認から羅針盤なしの漂流へ
モムゼン批判(6)―「都市」は「『支配』に紛れ込んだ異物」か、併せて3「支配」篇の内容構成
モムゼン批判(7)―「執筆期順」編纂方針は成り立つか〔ほか〕
著者等紹介
折原浩[オリハラヒロシ]
1935年東京に生まれる。1958年東京大学文学部社会学科卒業。1964年東京大学文学部助手。1965年東京大学教養学部専任講師(社会学担当)。1966年東京大学教養学部助教授。1986年東京大学教養学部教授。1996年東京大学教養学部定年退職。名古屋大学文学部教授。1999年名古屋大学文学部定年退職。椙山女学園大学人間関係学部教授。2002年椙山女学園大学人間関係学部退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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