出版社内容情報
加藤節[カトウタカシ]
著・文・その他
内容説明
東西冷戦の終焉から二〇年、政治学は複雑化する世界を記述するための豊かな言葉を失いつつある。ホッブスから丸山眞男まで、先哲の遺した思想をひきつつ、現実を正義と悪に二項化する言説の支配にあくまで抗し、政治学を学ぶすべての者が対峙すべき現代社会の課題を示す。
目次
序章 言葉が貧困化する時代―同時代史のために
第1章 政治社会と憲法
第2章 政治と暴力
第3章 デモクラシー
第4章 民族とナショナリズム
第5章 「自由」と「平等」
終章 知識人の復権のために
著者等紹介
加藤節[カトウタカシ]
1944年、長野県生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士後期課程修了。現在、成蹊大学教授。政治学史・政治哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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