出版社内容情報
ヴォルフガング・エングラー[エングラー]
著・文・その他
岩崎 稔[イワサキ ミノル]
翻訳
山本 裕子[ヤマモト ヒロコ]
翻訳
内容説明
出来あいの思想や用語を使わず、先入観を捨て、センチメンタルにならず、東ドイツ社会の核心に迫る。モダンな経験として日常世界に光をあて、これまでの通念を覆す1989年の前史。
目次
「ロシア人がやってくる」
復興と反乱
出発と改革
危機と社会参加
若者と老人
権力と威信
労働者的社会
物と生活
形式と魂
ヌード、セクシュアリティ、パートナーシップ
謀略と裏切り
第三の世代
壁の向こう側の記憶を求めて―あとがきに代えて
著者等紹介
岩崎稔[イワサキミノル]
1956年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科政治思想専攻博士後期課程修了。哲学/政治思想専攻。現在、東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授
山本裕子[ヤマモトヒロコ]
1976年生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程単位取得退学。現在、日本獣医生命科学大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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midnightbluesky
1
慣れとはおそろしいもので、慣れてしまえば監視社会もまんざらでもない社会主義。2012/03/04
メルセ・ひすい
1
13-88 赤30 ☆本当は壁の崩壊の一月前の1989.10.のライプツィヒで爆発した「月曜デモ」にホーネッカーが赤い悪徳政権維持を断念したことに始まった。勿論、西側金満ダボス会議のセレブ達はこのデモから崩壊を認識していた。 ゙庶民等々からの今だからの証言から赤い独逸のあからさまで知りたい実体゙ あの壁の向こう側は??多くの証言を基に「失われた盗聴の園」の知られざる推測の域を出なかった生活実態史。世代間の意識、国民の「平等」感覚。建前と個人主義の使い分け、今だからの切り口で論じています。 2010/05/17