出版社内容情報
16世紀の大思想家トマス・ホッブズの哲学の全貌を20世紀イタリアを代表する政治哲学者ボッビオが体系的に読解し、その現代性を提示する。ホッブズ哲学が根底にもつ平和主義と市民社会論の見地から代表作『リヴァイアサン』はもとより『市民論』なども高く評価する。数多くのホッブズ論のなかでも出色の論集。ボッビオ晩年の著作、待望の翻訳。
ノルベルト・ボッビオ(1909年-2004年)、イタリアの思想家、法哲学者、政治思想史家。
1935年から79年にかけてカメリーノ大学、シエーナ大学、パードヴァ大学、トリーノ大学で法哲学や政治哲学の教授を歴任し、『法の一般理論にかんする研究』(1955年)、『法体系の理論』(1960年)、『自然法思想と法実証主義』(1965年)、その他多数の法哲学関係の著作を発表している。また、『ホッブズからマルクスへ』(1965年)、『ヘーゲル研究――法、市民社会、国家』、『トマス・ホッブズ』(1989年)などの数多くの思想史研究がある。
ノルベルト・ボッビオ[ノルベルト ボッビオ]
著・文・その他
田中 浩[タナカ ヒロシ]
翻訳
中村 勝己[ナカムラ カツミ]
翻訳
千葉 伸明[チバ ノブアキ]
翻訳
内容説明
いまこそ読まれるべきホッブズ思想の解明。16世紀の大思想家トマス・ホッブズの哲学の全貌を20世紀イタリアを代表する政治哲学者ボッビオが体系的に解読し、その思想の現代性を提示する。ホッブズ哲学が根底にもつ平和主義と市民社会論の見地から代表作『リヴァイアサン』はもとより『市民論』なども高く評価する。数多くのホッブズ論のなかでも出色の論集。ボッビオ晩年の著作の待望の翻訳。
目次
第1章 自然法理論の概念モデル
第2章 ホッブズの政治理論
第3章 『市民論』入門
第4章 ホッブズの政治哲学における自然法と市民法
第5章 ホッブズと自然法論
第6章 ホッブズと部分社会
第7章 終りにあたって
著者等紹介
ボッビオ,ノルベルト[ボッビオ,ノルベルト] [Bobbio,Norberto]
1909‐2004。イタリアの思想家、法哲学者、政治思想史家。トリノ大学講師のあと、カメリノ大学、シエナ大学、パドヴァ大学教授を歴任
田中浩[タナカヒロシ]
1926年生まれ。一橋大学名誉教授。法学博士、政治学・政治施想史
中村勝己[ナカムラカツミ]
1963年生まれ。イタリア政治思想史
千葉伸明[チバノブアキ]
1970年生まれ。高崎経済大学大学院地域政策研究科博士前期課程修了。社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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