出版社内容情報
笠原 賢介[カサハラ ケンスケ]
著・文・その他
目次
第1章 クニッゲと啓蒙の社交性―カント、シュライアーマッハー、レッシングとの連関のなかで(社交の世紀としての十八世紀;カントにおける啓蒙と社交性;クニッゲと『人間交際術』;初期ロマン派との連続と不連続―シュライアーマッハとクニッゲ、カントとの間;むすび―レッシングと社交性)
第2章 レッシングと非ヨーロッパ世界―『カルダーヌス弁護』におけるイスラームをめぐって(ジロラモ・カルダーノ;ピエール・ベール;イスラーム教徒の弁論;「迷宮」としての『カルダーヌス弁護』;“異教徒”の不在と最終判断の欠如;むすび―「ここにも神々はいるのだから、遠慮なく入るがよい」)
第3章 ヘルダー『イデーン』における非ヨーロッパとヨーロッパ(『イデーン』の基本視点―「地球」と「変容」;ヨーロッパ中心主義への批判;歴史への二重の視点の背景―ベールとゲーテ;『イデーン』のヨーロッパ論;窓のあるモナド;むすび―ヘルダーと啓蒙、カント、レッシング)
著者等紹介
笠原賢介[カサハラケンスケ]
1952年生れ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了(比較文学比較文化専攻)、博士(学術)。現職、法政大学文学部哲学科教授。専攻、ドイツ思想史、比較文学比較文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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