ミネルヴァ日本評伝選<br> 平頼綱―諸人恐懼の外、他事無し

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ミネルヴァ日本評伝選
平頼綱―諸人恐懼の外、他事無し

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623100569
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0321

出版社内容情報

平頼綱(1237年?から1293年) 得宗家執事(内管領)。
執権北条時宗の没後、鎌倉幕府史上最大の内戦となった霜月騒動で時宗の義兄安達泰盛とその派閥を滅ぼし、七年半にわたって時宗の子貞時を擁して幕府を支配した。巨万の私財を築き奢侈を尽くし、朝廷政治にも介入して皇位をも左右する権勢を振るいながら、主人貞時によって呆気なく殺された「悪人」の実像に迫る。


【目次】

序 章 今は無名の悪人

第一章 御内人
 1 武士・鎌倉幕府・御家人
 2 北条氏・得宗・御内
 3 御内人の基礎知識
 4 御内人の形成過程
 5 鎌倉末期における御家人制の実態

第二章 出自・系譜・父祖
 1 出自
 2 系譜
 3 祖父盛綱――父祖①
 4 父盛時――父祖②

第三章 平頼綱と北条時宗独裁
 1 頼綱の生年と出家年月日
 2 北条時宗独裁
 3 独裁者北条時宗と平頼綱
 4 龍口法難――日蓮宗弾圧①
 5 熱原法難――日蓮宗弾圧②
 6 一遍と平頼綱
 7 「平等も城等も」の実態

第四章 北条時宗没後の政治情勢と霜月騒動
 1 時宗没後の鎌倉幕府
 2 弘安徳政――霜月騒動の主因
 3 弘安徳政の曲折と派閥対立
 4 「霜月騒動」再現
 5 勝敗の要因

第五章 平頼綱専制の実像
 1 霜月騒動後の幕府中枢
 2 平頼綱政権
 3 飯沼資宗・北条貞時・惟康親王の任官職
 4 伏見天皇皇位継承の背景
 5 「平頼綱政権」の評価
 6 平頼綱の朝政介入
 7 上野守護代として
 8 『教行信証』開板の援助
 9 後深草院二条の見た平頼綱一家
 10 北条時政と平頼綱

第六章 平禅門の乱とその後の鎌倉幕府
 1 平禅門の乱
 2 その後の鎌倉幕府
 3 平・長崎氏の復権
 4 安達氏の復権
 5 「平等モ城等モ」の“再現”
 6 極盛と滅亡

終 章 「御後見の輔翼」

主要参考文献
あとがき
平頼綱略年譜
人名・事項索引

内容説明

平頼綱(一二三七?~一二九三)得宗家執事(内管領)。執権北条時宗の没後、鎌倉幕府史上最大の内戦となった霜月騒動で時宗の義兄安達泰盛とその派閥を滅ぼし、七年半にわたって時宗の子貞時を擁して幕府を支配した。巨万の私財を築き奢侈を尽くし、朝廷政治にも介入して皇位をも左右する権勢を振るいながら、主人貞時によって呆気なく殺された「悪人」の実像に迫る。

目次

序章 今は無名の悪人
第一章 御内人
第二章 出自・系譜・父祖
第三章 平頼綱と北条時宗独裁
第四章 北条時宗没後の政治情勢と霜月騒動
第五章 平頼綱専制の実像
第六章 平禅門の乱とその後の鎌倉幕府
終章 「御後見の輔翼」

著者等紹介

細川重男[ホソカワシゲオ]
1962年東京都生まれ。現在、中世内乱研究会総裁(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

やご

2
ミネルヴァ書房の日本評伝選というシリーズの1冊。同シリーズの本は以前『藤原頼長・師長』を読みました。このミネルヴァ日本評伝選というのは日本史上の古今の人物伝のシリーズで、本書巻末の一覧を見ると既刊・刊行予定合わせて数百冊になるという大規模なものです。その中でも平頼綱って、知名度の低さ・史料の少なさでトップクラスではないでしょうか。なぜ彼が選ばれたのか、疑問に思うくらい。念の為、どういう人だったか、一応書いておくと、鎌倉時代(続く)👉 https://gok.0j0.jp/nissi/1818.htm2026/10/03

Tomaken

2
霜月騒動、平禅門の乱で著名な平頼綱の評伝。なのだが、著者も断るように、頼綱登場まで90頁以上要している。が、この前置きも中世武士の世界観や用語、義時~時宗執権期の幕府政治体制の解説に割かれており、多くの読者が持ちえていない鎌倉武士の世界への理解を深めてくれている。頼綱本人登場後も、彼が担った役割ゆえの影の薄さも相まって、時頼→時宗期の政治体制の変化、安達泰長の領地経営の先進性などの解説が面白く、鎌倉中期~後期の武士の世界の概説書としても読め、非常に面白かった。2026/09/06

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